桃田ぶーこの「ゆる糖質制限」ダイエット

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再検証!金スマ「カロリーと肥満は関係ないって本当?やっぱり信じられない!」(9/13放送)

9月13日放送のTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」は、このブログでもおなじみの「医者が教える正しい食べ方」シリーズ第5弾!

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累計88万部の大ヒット本「医者が教える食事術 最強の教科書 」 の著者で医学博士の牧田善二先生による医学的に正しい食べ方を解説するシリーズです。

 

5回も取り上げるなんてよほど反響が大きいのでしょう。

特に「カロリーと肥満は関係ない。太る原因は唯一糖質だけ」という内容はこのブログでも最もアクセスが多い記事になっています。

今回の放送では「やっぱり信じられない!」ということで、さらに深掘りしていました。

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桃田ぶーこの「ゆる糖質制限」では「カロリーは気にせずしっかり食べる」がとても大事なポイントです。「カロリー計算なんていらない!」とアドバイスした張本人の友人チェブが番組をレポートします!

 

カロリーと肥満は関係ないって本当?

発売から2年、累計88万部も売れた本の中でもいまだに多くの人が信じられないのがこの一節。。

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最初に結論から。

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「本当です」

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「絶対?ぜーーったい!?」

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「絶対です!」

中居くん「絶対じゃないでしょ~?お店の品物でもメニューでも何でもカロリーカロリーって書いてあるじゃないですか~」

先生「昔はカロリーが多いものが太るという風に考えられていたからです」

中居くん「今は!?」

先生「今は医学的に否定されています」

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先生「医学的には太ることとカロリーは全く関係ないと証明されています」

 

ここが新常識!摂取カロリーと消費カロリーを比べたらダメ!

まず、今まで私たちが常識だと思っていた体の仕組みはこれですよね。

  • 摂取カロリー>消費カロリーならば太る
  • 摂取カロリー<消費カロリーならば痩せる

だから太りたくなければ消費カロリー以上食べないようにする。食べたらそれ以上運動するようにする。これがダイエットの原則だと思われていました。

しかし先生は「間違ってます」と断言。

 

「太りたくない、痩せたい」と考えるならば、

摂取カロリーと消費カロリーの2つを「>」とか「<」で

そもそも比較したらダメというのです。

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早速ブーイングが聞こえてきそうです^ ^ 

テロップを噛みしめながら読んでください。

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「運動でカロリーを消費するということがダイエットにつながることは間違いありません」

 

しかし~

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「食べる、太る、痩せるという事に関して、カロリーは関係ありません」

 

もう一回!

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消費カロリーは太る・太らないに関係ある=

摂取カロリーが高いから太る=×

摂取カロリーが低いから太らない=×

というわけです。

  

なになに?分かりにくい?

「摂取カロリーと肥満は関係ない」ならば、

「じゃあ肥満に関係する物は何なのか?」

真犯人が分かればカロリー犯人説は覆りますよね。

説明してもらいましょう! 

  

何の栄養素からくるカロリーなのか?が重要

例えばジョギング30分すると消費カロリーは200kcalです。

一方、摂取カロリーが200kcalの食べ物はいろいろとあります。

↓これらはどれも同じ200kcalです。

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おにぎり1個、カルビ1枚、シーザーサラダ1人前など、どれでも同じ200kcalです。

同じカロリーならどれでも同じように太ると思いますか?

 

例えばカルビたった1切れとおにぎり1個、同じだけ太るのでしょうか?

例えばおにぎり3個食べた時と、シーザーサラダ3人前食べた時は同じですか?

 

いいえ~、答えは「ノー」です。

同じカロリーでも「カロリーの中身の栄養素」は異なるからです。

  

食品のカロリーの中身は「タンパク質+脂質+炭水化物(糖質)」です。

合計カロリー数が同じでも、物によってタンパク質が多いのか、脂質が多いのか、糖質が多いのか、中身の成分はそれぞれ異なります。

じゃあ中身の成分のうち体内で「脂肪」に変わるのは何なのか?

それは「糖質だけ」なのです。

 

先ほどのフリップの6つはどれも同じ200kcalですが糖質量は結構違うのです。

太りやすいのは糖質量が多い白米とオレンジジュースです。

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脂(油)は食べても太らない

中居くん「じゃあカルビいっぱい食べてもいいんですか?」

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先生「そうです。脂は太りません」

糖質よりもカロリーが高いため太る原因にされがちな脂だが、医学的には脂肪は食べても太らない

食べた脂肪は体内で細胞膜、ホルモン、胆汁などの使い道があり、脂肪として溜まる余地はほとんどないことがわかっている。

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先生「脂を食べたらそのままお腹につくという風には全くなっていません」

 

このことは、同じ200kcalの白米とカルビを食べたときに、体の中で起きていることを比べると分かりやすい!

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  • 白米(主に糖質)…エネルギーとして消費され、余りは脂肪として貯蓄される
  • カルビ(主に脂質とタンパク質)…エネルギーとして消費+脂肪燃焼に使う+余りは排泄される

だから、脂質とタンパク質で太ることはないけれども

「糖質を多く摂ると、その量に従って太るということは医学的に完全に証明されています」 

 

まとめ(感想)

今回、目からウロコが落ちたポイントは「そもそも摂取カロリーと消費カロリーを比べてはダメ」という説明の仕方だったと思います。

「消費カロリーより摂取カロリーを低くしなくちゃ痩せない…」と信じていたから、かつてダイエッターはカロリーという「数字」にこだわり「我慢」を強いられてきました。

しかし、そもそも比べることに間違いがあったのです。

だって、その摂取カロリーは「何の栄養素に由来するカロリーか?」によって体で起こることが違うのだから。

カロリー全部がそのまま消費エネルギーになるわけではないのだから。

 

しつこく書きます。 

私達が口にしているのは「タンパク質、脂質、糖質(炭水化物)」からできている形の有る「物質」です。

その「タンパク質、脂質、糖質(炭水化物)」を計算式にあてはめて算出した形の無い「数字」がカロリーです。

カロリーという食べ物はないし、カロリーという成分もありません。

 

カロリーとは食品自体の持つ熱量を数字で表したに過ぎず、そのすべてが体内に吸収されるわけではありません。

注意すべきはカロリーの値ではありません。カロリーの中身です。

カロリーの中身のうち「タンパク質、脂質」は体に不要な分は貯蓄されず排泄されます。

唯一、脂肪として貯蓄される「糖質」の摂り過ぎだけは注意してください。

 

散々言われているように「極端な糖質制限」はダメですよ。

ぶーこに習うならば「1日糖質量70~100g」の「ゆる糖質制限」にして、いろんな食べ物をしっかり食べてほしいです。

 

桃田ぶーこ著書「デブあるある」より

桃田ぶーこ著「デブあるある本」p.56-57より)

 

しつこいですが、その上で!

牧田先生が言ったもう片方のことを無視しないように! 

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「運動でカロリーを消費するということはダイエットにつながる」

カロリーを気にしたほうがいいのは消費カロリーのほうです!筋肉は裏切らない^ ^

食事改善で痩せたいなら、摂取カロリーは気にせず、ぶーこの「ゆる糖質」を真似してみてください。(おわり)

 

※チェブへのご質問はこのブログ最下部にある「お問い合わせ」リンクからお願いいたします。よい質問があれば記事にして皆さんに共有します。

 

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