11/2放送のTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」でやっていた「医者が教える食事術 最強の教科書 」は非常に濃い内容でした!
ここまで「脂質は味方、脂質は太らない、脂質は体に必要不可欠、肉を食べるほうが健康長寿」といった脂にまつわる新常識を紹介してきました。
でも、肉などの脂っこいものはコレステロール値を上げてしまうよね?
動脈硬化とかなるよね?と思うかもしれません。
大丈夫、それについても番組ではしっかり解説していました!
今回もぶーこのピンチヒッターで友人チェブが書きます!
番組の流れに沿って、前フリの「納豆」の話から入ります!
納豆たまごは黄身だけ入れるのが正解!
体にいい栄養素がそろったスーパーフード、納豆。
卵を入れて混ぜ混ぜして食べている方も多いと思いますが、実はそれは損をしているって知ってましたか?
納豆には「ビオチン」というビタミンが含まれ、体内のコラーゲン生成や頭皮の血行を促進させる役割があるのですが、、
「卵白にはアビジンというタンパクが含まれておりビオチンの吸収を阻害してしまう」と牧田先生。
納豆に卵白を混ぜてしまうとせっかくの納豆の良さが消されてしまうのです。
だから納豆には黄身だけ入れるのが正解!
納豆は最初にかき混ぜる!
これはマツコさんの番組でもやってました。
納豆のタレは混ぜてから入れるか?混ぜる前に入れるか?
観客の意見は真っ二つ。。
正しい食べ方は
先に混ぜてからタレ投入!
血管の老化を防ぐ「ナットウキナーゼ」という酵素は納豆のネバネバに含まれるのだが、先にタレを入れてしまうとネバネバが十分に出せないのです。
卵も同じで、粘りをなくさないように最初に納豆だけをよくかき混ぜる(理想は50回以上)
ネバネバを十分出したタイミングで卵の黄身だけ投入!
ネバネバがなくならない程度に軽く混ぜて食べるのが正しい食べ方だそうです。
ぶーこもいつも黄身だけだそうです!今日からやりましょう!
ここでゲストの友近さんが言いました。
「卵は1日1個に決めています。よく言うじゃないですか、コレステロールとか」
ドボーーン!
食事でコレステロールは上がらない
~ナレーション~
以前にも番組で紹介したがこれは間違い。
卵は何個食べてもOK!
おさらいです。
2015年、厚生労働省と日本動脈硬化学会は驚きの声明を発表していました。
「コレステロール値は食事では変わらない」
その理由とは!
まずコレステロールには善玉・悪玉がありますがどちらも大事な働きをしているので少なければいいというものではありません。
実は体内のコレステロールの8割~9割は肝臓で作られており、食事で摂った量に応じて生産量を調整しているのです。
食事から体内にコレステロールが多く入ってくれば肝臓は生産量を減らし、、
食事でコレステロールが入ってこなければ肝臓は生産量を増やす~!
こうしてバランスを取っているため食事は体内のコレステロール値に影響を与えないということがわかったのです。
これまで「卵や肉の脂などはコレステロール値を上げる」「だから動脈硬化や心臓病を引き起こす」と信じられていた常識はもう3年前に否定されているのです。
このことは私の記事「カロリーと糖質の違い」でも書かせてもらいました。
カロリーと糖質の違い(脂質はみんなが思ってるよりずっといいやつ)
参考文献です。
日本動脈硬化学会の声明はこちらです。コレステロール摂取に関するQ&Aもあります。余分なコレステロールはウンピーとして排出されることも書いてあります(^_^)
2015年の産経新聞の記事もわかりやすいです↓
感想まとめ
とはいえ、何でも食べ過ぎは禁物。特にアラフィフ世代の私たちは卵もお肉も常識的な量にしときましょうね。
さて!
「金スマ」3本立てシリーズで「脂質は思ったよりいいやつ」ということが少しは伝わったでしょうか?
従来の常識だと何かと脂ばかりが敵視されがちですが、「血圧や血糖値の管理、禁煙や運動など包括的な生活習慣の改善が大切」と動脈硬化学会も言っています。やはりここでも出てくるのが血糖値です。そして食事で血糖値を上げるのは「糖質だけ」です。
ぶーこはゆる糖質制限をして中性脂肪もコレステロールもすこぶる優秀な値になりました。
同じように「ゆる糖質」でコレステロール値が正常になったお便りもぜひご参考に!
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