桃田ぶーこの「ゆる糖質制限」ダイエット

講談社よりブログ書籍化!『45歳、ぐーたら主婦の私が「デブあるある」をやめたら半年で20kgやせました!』

親離れし逞しくなった息子【吃音症(どもり)について】

今回は今年19歳になる息子の話です。

部活を頑張るため遠くの高校の寮に入り3年間離れて暮らしました。

 

息子は今年4月から社会人になりました。

高校一年の終わりにはこの仕事に就きたいと将来を決め国家試験までチャレンジして合格!

息子の高校は資格に力を入れている学校です。

高校卒で就職しもっと上の資格も取る!と今、頑張っています!

 

現在、遠く離れたアパートで一人暮らし。

親の援助は1円もなく頑張っている息子。

本当は野菜やらレトルトやら米やらお金も送ってあげようと支度していたのですが、夫から「やめろ!自分でやらせればいいんだ!本当に困ったら連絡が来るからそれまで何も手出しはするな!あいつの為にならない!」と叱られました(TT)

 

私「確かにそうなんだけど。。そうだけど、、心配なんだよ。。」

夫「お前が心配してもなにも変わらない。あいつは大丈夫だ」

モヤモヤしたが、、そうね、、そうだよね、、

そんな会話もあり「息子は大丈夫!」と思っているけど心配な気持ちがずっと胸にありました。

 

 

息子は幼少時代から大人しく自分をなかなか出せなくって吃音症(どもり症)もあり小・中と色々と色んなことがありました。

 

初めて書くことなんだけど、、

息子が吃音が出て学校生活でも色んなことがありどうして良いか分からずかなり精神的にキツかった時に「吃音の会」に私だけ行き保護者の方々と話をしたのだけど、その中で吃音を持っている大学生の男性と話をする機会がありました。

 

彼と話してはっきり言われたことは「お母さんも息子さんが吃音でどうしたら治るのかとか苦しんでいると思いますが一番苦しいのはお母さんではなく息子さんです!!本人が一番苦しいんです!」

胸に刺さり気づかされました!

しかしその後に、、

「上手く話せなくったっていいじゃないですか!そんな人は沢山いますよ!僕もそうです!困難は沢山あります!これから沢山出てきます!お母さんは話をとにかく最後まで聞いてあげてください!息子さんの話を全て聞いてあげることが大切なんですよ」

 

そう言われて私は凄く腹が立ちました。

「上手く話せなくってもいいじゃないですか?」

「そんな人はいっぱいいますよ?」

「ぼくもそうです?」

 

上手く話せないより上手く話せた方が良いに決まっている。

そんな人はいっぱいいるから何?

貴方はそうだからなに?

 

大学生は吃音がほとんどありませんでした。

「だから貴方はそんな風にいえるんだよ」と内心ムカムカしました。

 当時の私の息子は会話が成り立たないほど吃音が酷かったのです。

「学校に行くのが怖い」と小学生の息子が言った時にどうにかしなければ!息子のためにどうしたら良いか!吃音はどうやったら治るのか!当時の私は、、周りが見えなくなっていました。

 

その後に「ことばの教室」に行き素晴らしい先生と出会えました。

話を聞いて私の頭の中にあるジグソーパズルがバラバラになっていたのがパチンパチン、また一つパチンとハマっていく感覚でした。

 

しかし、、数ヶ月したら先生はいきなりの異動になり新しく来た先生は20代の若い女性でした。

もうここに通うのはやめよう!

大事なことはわかった!

私にできることをしよう!

私はネット情報にも惑わされない!

大丈夫!とにかく息子の話を聞こう!

吃音は酷いけど頭の中には喋りたいことがたーくさんあって言葉に出す時にどもってしまう、それなら何時間でもかけて話を聞けば良い!

最後まで!喋りたいだけ喋りまくってくれ!

お母さんずーっと聞く!

 

そう決めました!

私は息子に「お母さんは吃音が良くなるように色々調べたり言葉を直したりやっていたことは間違いでした。ごめんね、、お母さんもう大丈夫だから!だからいっぱい話をしてね。お母さん全て聞くからね!」

息子「お母さんが間違いって気づいてくれたんだね。大丈夫だよ」と言ってくれた息子。

 

それから息子の話を最後まで聞いて、「なかなか面白いことを言う子なんだな」「そんな風に考えていたのか」など息子との会話が楽しかったのですが、当時はあの大学生が言った「上手く話せなくってもいいじゃないですか」「そんな人はいっぱいいますよ」「ぼくもそうです」、、頭の隅にモヤモヤしたものがずっとありました。

 

去年の1月、息子が高校3年の時に「たくさんの人に知ってほしくて書いてみた」と送ってきたメッセージを読み、、

「あー、、、私はなんて愚かだったんだろうと、、、」

 

息子からのメッセージには、、

あの大学生の言葉と同じことが書かれていました。

 

「上手く話せなくってもいいじゃないですか」

 「そんな人はいっぱいいますよ」

 「僕もそうです」

 

あの時の大学生の彼は吃音を抱え色々な困難を経験してきたからこその言葉だったんだと、、息子からのメッセージを読み初めて気づいた私。

 

もし同じ悩みを持つ人がいたら、、たくさんの人に知ってほしいです。

息子からのメッセージ、もう一度貼りますね。    

www.buko-diet.net

 

先日、久々に息子から電話が!

息子「ちょっと聞きたいんだけど豚肉を買う時ってグラムいくらの買ってる?」

「あと目玉焼きの固めを作りたいんだけど中がいつも半熟になる。固めにするにはどうしたら良い?」

外食だとお金がかかるので「自炊」しているとのこと!!(偉い!偉い!偉いよ!息子!)

豚肉の話やよく火を通せという話などなどしました!

 

息子「今のところ不自由はなにもない!だから来なくって良いよ」

「高校の時、しっかり勉強をしておいてよかった!今の仕事は学生時代の基礎をもっと難しくしたやつだから!学生の時にしっかりやっておいて心底良かったよ!今は覚えることが沢山ありアパートに帰ってから勉強している!学生の頃よりも勉強している!会社の人もみんな良い人でブラックじゃないしやりがいもある!」

「お母さんは心配していると思うけど俺は大丈夫だから!お盆に帰れたら帰るね」

 

逞しくなった息子。私の性格をよく分かっている息子。

私は胸が一杯になりながら「ちゃんとご飯食べてる?体重は?減ってない?お金はたりてる?」と早口で言っていました。

 

最後に息子から「ぶーこブログ見てるよ。お母さん頑張っているじゃんか!笑」

 

ウォォォォォー!!。・゜・(ノД`)・゜・。

ありがとう!ありがとう!息子よ!

お母さん頑張るよー!!!

あと逞しくなった息子よ!

お母さんはどんなことがあっても一番の味方だよ!!!遠くで余計なこと言わないで適度に見守ります(笑)

 

 

親離れし逞しくなった私の大事な息子。

息子から沢山のことを学ばせてもらっています!

こんなに小さかったのに。。

子供の成長って早い。

私も歳をとるわけだわ。。

私、、、デブだわ。。。

f:id:cheboo:20180624190932j:plain

息子よ!ありがとう!私も頑張る!!

 

健康一番!

笑顔一番!

元気一番!