(これまでのお話)
12月某日「いま会議が終わりました!無事に企画が通りました!」と副編集長Aさんから連絡がありました。
「つきましては部長がぶーこさんにぜひご挨拶したいと申しております!」
そして年末のある日、講談社の部長さんとお会いすることになりました。
指定された場所は新宿駅近くの高層ホテルの20階にあるカフェでした。
方向オンチの私でも迷子にならず行けそうな場所ということで選んでくれたのです!
私は「ほぉー!20階!さっすが東京!新宿!高いビルを目指していけば迷うことはないわ!」と思っていたが新宿駅を出て唖然とした。。
見渡す限り高いビルばかりじゃないか。。
友人チェブが送ってくれていた地図を見て目的地に着いたがこれまた大きな建物でした!
ガラス張り!一体ガラス代にいくらかけているのだろうか。。すんごいわねぇ〜∑(゚Д゚)
実は、、私の想像していた「出版社の部長」のイメージは昔ドリフで見たような、いかりや長介が大きな声で「はい!〇〇社!はい!はい!わかりました」と黒電話がジャンジャンなり部下に怒鳴っているあのイメージ的だったので「いかりや長介」を想像していました(声が大きく全てに荒い)
数日前に副編集長に私は聞きました。
「部長さんってどんな顔ですか?どんな感じの人ですか?」
「体が大きく顔はちょっと怖い感じだけど実際はすごく優しいので全然大丈夫ですよ^ ^とてもよい上司です!」
顔が怖い、、体が大きい、、いかりや長介、、
いったいどんな人なのだろうか。。(優しい、良い上司は頭には入ってこなかった)
多分こんな感じだとイメージしていた。↓
初対面の部長はいかりや長介とは全く違くてガッチリして身長も高く清潔感のある顔立ちをした40代の男性でした。
私は部長さんの目の前の席だったのですが、主に副編集長が私に話を振り、部長は静かに聞いていてたまに話す感じ。(それも冷静に)
私がどんな人物か観察していたのだと思います。
最後のほうで「ぶーこさんはどんな本にしたいですか?」みたいなことを聞かれました。
私が頭の中の考えを話すと部長は私のほうを冷静な顔で見て「それも本に入れましょう」とおっしゃったことを覚えています。
部長さん、、一度も大笑いしなかったわ。
この先きっと私は部長さんのすっごい笑顔が見れる時があるわ!とその時ふっと感じました。(なぜかはわからない)
「どんな本にしたいか」について私の説明はかなり下手くそだったに違いないのにしっかり聞いてくれたこと。
そしてそのとき私が言った「どんな本にしたいか」がこの本の方向性を決めたのだと後から気づきました。それは本の「はじめに」と「おわりに」に書いてあります。ぜひ読んでほしいです。
人と話すこと、話を聞くこと、学ぶことが多かった1日でした。
これが2018年の暮れの話です。
それから7ヶ月、原稿を書きイラストを描き何度も打ち合わせしたり撮影したり色んなことを経験しました^ ^
ホテルの前はイルミネーションが綺麗でした。
記念に撮ってもらいました( ̄▽ ̄)
次は「ぶーこ原稿を書く」です