血糖値の上昇を緩やかにするため私が食前に食べている「もずく酢」についてよくいただく質問です。
いつも拝見させていただいてます。私も参考にもずくファーストを実践したところ甲状腺関係でもずくはあまり食べないようにと言われてしまいました。
もずくの変わりに納豆とかでも良いと思いますか?なにか代わるものならお勧めとかありますか?
初めまして。コレステロールが高くて薬を勧められましたが、ドクターから3ヶ月の猶予期間をもらいダイエットを始めることに。。こちらにたどり着き読み漁っています。もずく酢の良さは分かっているのですが、1日三回のもずく酢はヨード取りすぎにはならないのでしょうか?
質問に答えます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
まず、もずく酢の代わりですが、海藻、キノコ、野菜など「食物繊維ファースト」のおかずから食べれば良いです。納豆でも良いと思いますよ(^∇^)
血糖値の上昇を抑える作用ではマイタケが優秀です。こちらの記事で詳しく紹介しています!
できれば「食物繊維+酢の物」だともっと良いと思います!
こちらの記事も読んでみてください。
もずくの「適量」について
「1日三回のもずく酢はヨード取りすぎにはならないのでしょうか?」
これも気になる人が多いようでよく聞かれる質問です。
私が食べているもずく酢は1個70gです。1日3個で210g。半分位はお酢なのでもずくは1日100g位食べています。
もずくの適量は「健康な人は100~200g」とのことなのでちょうど良い位だと思います!
「モズクは海藻の中でもヨウ素の含有量が低め。健常な人であれば、1日100~200g程度は気にせずに食べていい」(早稲田大学・矢澤一良研究院教授)
↓日経グッディーの記事に詳しく書いてあります
ただし「甲状腺に何らかのトラブルを抱える人は摂取量に注意が必要」とのこと。
これが心配の種だと思うので友人チェブ(医療系)にも聞いてみました。
もずくのヨウ素(ヨード)について
ぶーこの友人チェブです。
ヨウ素(ヨード)は甲状腺ホルモンの材料になる大事な成分です。
甲状腺ホルモンは成長を促したり基礎代謝を高めてエネルギー消費量を増やすのでダイエット的にも味方です。
ヨード摂取量が少なすぎるとヨウ素欠乏症になります。
逆に過剰摂取すると甲状腺疾患のリスクになると考えられています。そのため、すでに甲状腺にトラブルがある人はヨウ素摂取は制限されます。
「過剰摂取」はダメですが「適量」を摂る必要はあるわけです。
そこで、ヨウ素の「適量」と「過剰」の基準を知っておきましょう。
厚生労働省が定めるヨウ素の「適量」は1日95~3,000マイクログラム(推奨量は130)です。
上限の1日3,000以上が「過剰」の目安です(18歳以上の場合)
(厚生労働省・日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要, p.38)
ヨウ素は海藻や魚介類に多く含まれる成分ですが、実は「もずく」のヨウ素含有量は海藻の中でもかなり低く「昆布」の1000分の1もありません。
140と20万です。
同じ海藻でももずくと昆布ではこんなに違うのです。
ヨウ素は意外な物にも含まれています。ランキングで見てみましょう。
◎100g当たりのヨウ素含有量ランキング(抜粋)
(単位=マイクログラム)
1~3位:昆布類(20万~23万)
4位:干しひじき(4万5000)
10位:カットわかめ(8500)
14位:焼き海苔(2100)
28位:厚焼き玉子(540)
31位:めかぶ(390)
32位:レトルトビーフカレー(370)
34位:和風ドレッシング(320)
35位:ポテトチップス(260)
45位:もずく(140)
もずくは45位。1日3パック食べても玉子やポテチより少ないくらいです。
というわけで、もずくのヨウ素は他の食品と比べて神経質になるほどではないし海藻の中ではむしろオススメだと私は思うわけですが、気になる人は量を調整してくださいね。
また、甲状腺に何らかのトラブルがある人は医師に相談のうえ指示に従いましょう。🍵
(余談)
ネット情報を見ていると「もずくはヨウ素が多いので1日1パックまで」のように書いているサイトもありますが、よく見たら量の「単位」を間違えています。
食品のヨウ素の単位は「µg:マイクログラム」ですが「mg:ミリグラム」と混同して1000倍も間違えているという。。。ネットの情報はホント気をつけてください。
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