ぶーこの友人チェブです。
遺伝子検査で「脂質で太るタイプ」と出たが糖質制限は合わないのでしょうか?
という質問をいただきました。
糖質制限の第一人者、江部医師のブログに同じような質問がありました。
糖質制限で20kg減量したがリバウンド。遺伝子検査をしたところ脂質代謝が苦手なタイプと判定された。糖質制限は合わないのだろうか…?と質問をされています。
江部先生の見解は以下のとおり明快でした。
この種の遺伝子タイプの検査はあくまでもお遊びと考えたほうがいいと思います。つまり学問的に科学的に証明されているようなことではありません。
現実に最初の1年間は糖質制限食と筋トレで、見事に減量成功ですから、高脂肪・高たんぱく食が上手く代謝できた証拠と言えます。
そのとおりだと思います。この方は糖質制限で20キロも痩せた実績があるのだから、遺伝子検査はどうあれ脂質代謝はできているし糖質制限で効果があったわけです。
といいますか、とある遺伝子検査の販売サイトには「肥満の要因は遺伝因子3割、環境因子7割」と明記されています。遺伝子の倍以上の要因となってるのは食事や生活習慣といった環境因子ですからね?とちゃんと念押しされています。
ですから遺伝子検査に惑わされる前に!
糖質制限が合わないのか?と考え込む前に!
脂肪の材料になるのは「糖質」というのは医学的事実なのですから、いっぺんでいいので「自分は糖質を摂りすぎていないか」をカウントしてみてください。
下の記事で便利なアプリを紹介してます。間食や飲み物もカウントしてみてください。
ちなみに、大手飲料メーカーが日本人の糖質摂取量を調査したところ、20~60代の男女1000人の平均は1日320gも糖質を摂っていることがわかりました。
特に50代女性の糖質摂取量は1日に400g以上、角砂糖125個分です。平均でこの数字なので肥満に悩む人の摂取量はもっと多いかもしれません。
自分が1日にどれくらい糖質を摂っているか分かれば、
例えば300gだったらやっぱり多いから150gくらいに減らしてみようとか、現在150gくらいだったらそれほど多くもないので、そこで初めて脂質を減らしてみようかな、やっぱり運動不足かな…と改善策を絞れると思います。
糖質制限でなぜ痩せるかを知れば、食事や生活スタイルを見直すだけで効果が出るのも納得がいくと思います。ジムやサプリ、高いお金をかけなくても効果的にダイエットできるんです。
でも正しく知るために数百円かけて本を1冊読んでみてください。
ネット情報に踊らされず、お医者さんの本を読んでください。
『甘いもの中毒』-ータイトルは強烈ですが過激な内容ではありません。
著者の宗田医師は産婦人科の先生です。「妊娠糖尿病」って聞いたことある人も多いと思いますが、糖質制限を取り入れた安全な出産、学会発表等により妊婦さんの健康に多大な貢献をされている医師です。
読みやすいし特に女性の皆さんにオススメします。
今年1月末に出たばかりで情報も新しいです。アマゾンの読者レビューも参考になると思います。
甘いもの中毒 私たちを蝕む「マイルドドラッグ」の正体 (朝日新書)
- 作者: 宗田哲男
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2018/01/12
- メディア: 新書
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